JETI hints & tipsの第3弾です。 第2弾からずいぶん間があいてしまいました。ごめんなさい。

さて、エンジンのキルスイッチの中には、送信機のスイッチを


ポジション1 → ポジション2 → ポジション1


というトグル動作をして初めてエンジンをキルするものがあります。 飛行中にうっかりキルしてしまわないための機能ですね。
 
もちろんキルスイッチには、そのようなトグル動作がない普通のものもあります。
 
今回はJETIの設定によって、普通のキルスイッチを、送信機のスイッチのトグル動作でon/offする方法をご紹介します。
 
まず、普通にキルスイッチのファンクションを作り、そのコントロールを普通の2ポジションのスイッチに割り当てます。 この例ではスイッチ”Sb”に割り当てました。






次に、Advanced Propertiesの中のSticks/Switches Setupに入ります。




 

ここで、さっきキルスイッチのコントロールとして割り当てたスイッチ”Sb”のタイプを”Auto”から“Button”に変えます。
また、Button memoryの設定を”Yes”に変えます。






 
ここでやっていることは、スイッチ”Sb”は本当は普通の2ポジションスイッチなんですが、それを「押しボタンだよー」って送信機をだましているわけです。
押しボタンって、これです。(僕はタイマーのスタートに使っています。)
 




また、Button memoryは、押しボタンにトグル機能を持たせる設定です。
つまり、ボタンを1回押して離すとステータスがonからoffに変わり、もう1回ボタンを押して離すとoffからonに変わる、という機能です。
 
今、実際に付いているのは押しボタンではなく普通の2ポジションスイッチなので、


ポジション1 → ポジション2 → ポジション1
(これが、押しボタンを1回押して離すことに相当します。)


というようにスイッチを2回動かして初めてステータスが変わるようになります。
これで普通のキルスイッチを使っていても、トグル動作のうっかり防止が実現できるわけです。
 
あとは、使っているキルスイッチに合わせてServo SetupMax positive, Max negativeを調整するだけです。

 


 

さてここで、ひとつ注意事項を記載しておきます。
上記のSticks/Switches Setupで設定したスイッチの種類、”Type of control”、はモデルに含まれないんですね。


設定には2種類あって、モデルによって変わるものと、モデルによって変わらないもの、の2つです。 例えばサーボの割り振りはモデルに属している設定ですが、日付・時刻の設定は送信機に属している設定です。
スイッチの”Type of control”は「送信機に付いているスイッチの種類」なので、送信機に属している設定なんですね。このことには注意が必要です。

あるモデルで上記の設定をしたことが、他のモデルのスイッチの機能に影響を与えていないかの確認は必要です。
”Button memory”機能の設定はモデルに属しています。)