図書館から三体Ⅲ 死神永世(上・下)を借りてきて読みました。
今年の5月頃発売になって図書館で予約していたのですが、順番が来たので。
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いやー、、、すごい。 
三体、三体Ⅱ、三体Ⅲを通して、ちょっと最近これほどのめり込んだ本はなかったです。 三部作で2100万部売上っていうのがわかります。

なんか、三体を読み終えてしまった人が陥る“三体ロス”っていう喪失感があるってネットに書いてありましたが、たしかにあります“三体ロス”。

三体、三体Ⅱ上下、三体Ⅲ上下、合わせて2千ページ以上。その最後の残り100ページを切ったあたりから、「・・・とうとう終わってしまうのか」という、喪失感の予兆に苛まれました。 

こういう時間的・空間的スケールが大きいお話はとても好きです。
時間的スケールで言うと、ホーガンの「星を継ぐもの」3部作が描いている期間が確か2500万年、手塚治虫の「火の鳥」未来編が確か数十億年、そしてこの三体三部作は、舞台となっている期間は1800万年ですが、主人公が飛び越すことを検討したのは数百億年先!! 

三体3部作全体を今になって思い返してみると、三体が描いているのは”怪奇”、三体Ⅱは”知恵”、三体Ⅲは、やっぱりこれ”優しさ”なんじゃないでしょうか。
三体Ⅲ 死神永世をひとことで言っちゃうと、
「やっぱ人の迷惑になることはしちゃダメだよね」
ということだと思います。(笑)

いやでもほんと、“三体ロス”です。 買った本じゃなくて図書館で借りた本だから、返しちゃって、今、手元にないから余計に。