2016年02月
垂直降下中の燃料タンク
少し前にfacebookに飛行中のタンクの様子の動画が投稿されていました。
それを見ていると、垂直降下中に燃料が下方に集まっていて、オモリが空中に露出していることがわかります。(次の写真です。 垂直降下中で、左が下です。)
「チューブとかフィルターとかキャブに残っている燃料で、しばらくはエンジンが回っているのでは?」
という考えです。 この考えを確かめるために、淳ちゃんと純ちゃんに協力してもらってちょっと実験してみました。
「アイドリング中にオモリを空中に出しても、どのくらいの間エンジンが回り続けるか?
の実験です。
でも、タンクの中のオモリを燃料液面より上に出すのは難しいので、類似のことをやってみました。 アイドルで回している最中に給油口をオープンにするのと同時にエア抜き口を指でふさぎます。 そうするとタンクからは燃料が行かなくなり、代わりに給油口からエアを吸うことになります。 その状態で何秒回り続けるかを測ってみました。
ちなみに、僕の機体の給油口からキャブまでのチューブの長さは40cmくらいで、その間にフィルターが2個入っています。(詰まってもエンストしないフィルターとして、給油口とタンクの間に1個入っています。)
さて、オモリが燃料液面より上に露出していても、チューブとかフィルターとかキャブに残った燃料でエンジンはしばらく回り続けるとして、次に、
「じゃあ、燃料液面からオモリが空中に露出して何秒かたった状態、つまりチューブ内にいっぱいエアを吸っている状態から、再度オモリが燃料液面下に戻っても、チューブ内に吸ったエアのせいでエンストしないのだろうか?」という疑問がわきます。
これを確かめるために、上の実験で49秒間エンジンは回り続けたので、今度は
”給油口オープン&エア抜き口クローズ”
から30秒目の時点で、元の
”給油口クローズ&エア抜き口オープン”
に戻してみました。 すると、その後ずーっとエンジンは回り続けました。
かなりの量のエアを一旦吸っても、その後エアを吸わない状態に戻れば、エンストしないみたいです。
以上のことから、垂直降下中にオモリが燃料液面より上の空中に露出しても、燃料とかフィルターとか、キャブとかに残っている燃料でしばらくは回り続けるから、だからエンストしないようですね。
(実際には、給油口からタンクまでのチューブとその部分にあるフィルターはこの件から除外されて、逆にタンク内のチューブが加算されることになります。)
(えっと、この日記をご覧になって何かをされる場合は、ご自身の責任においてお願いいたします。) (<-- ごめんなさい。本当はこんなこと書きたくないけど、物騒な世の中なので。 ^^; )