という4個の調整量を決めることです。
都合よくJETI DS-16には4個のボリュームがありますので、一時的にそれらのツマミを借用して、下図のようにおのおののミキシング量を調節できるようにします。
例えば、左翼が上のナイフエッジの時はラダーを左に切りますが、その時、機体がダウン側にズレるようでしたらP8ツマミ(下図左から2つ目のツマミ)を、ズレがなくなるまで少しずつ右に回して調節する、ということです。
大雑把に言うと、
Free Mixesでfrom Rudderからto Elevatorへのミキサーを作ります。 Valueは20%くらいにしておきます。
ミキサーのSwitchにP8(正面の左のツマミ)を指定します。
ここでRev.にするかどうかは、この先進めていって、P8ツマミを右に回した時にエレベーターアップミキシングがかかるようでしたらそのままでOKです。 ダウンミキシングがかかるようでしたら、この設定に戻ってきてRev.を指定してください。
ここで、ミキサーの設定の下の方にある、Single directionの設定を✓にしておいてください。 そうしないと、左右のエレベーターにひとつずつサーボがある場合に、エルロンのような動きのミキシングになってしまいます。
次にミキシングのカーブを設定します。
ここでは、ラダーを左に打った時だけに効くミキサーとしたいので、カーブは上図のように右半分がフラットになったものを作ります。
これで、ラダーを左に打った時のエレベーターへのミキシングの調整が正面左のツマミ(P8)でできるようになります。
ツマミを中央にしておくとミキシングがかからず、ツマミを右に回してゆくと、段々強くエレベーターにアップミキシングがかかります。 左に回してゆくと、段々強くエレベーターにダウンミキシングがかかります。
次は、ラダーを右に打った時のミキサーを作ります。
先程と同様にしてラダーからエレベーターへのミキシングを作ります。
スイッチは正面右側のツマミP7を割り当てます。
ここでも、Rev.にするかどうかは、この先進めていって、P7ツマミを右に回した時にエレベーターアップミキシングがかかるようでしたらそのままでOKです。 ダウンミキシングがかかるようでしたら、この設定に戻ってきてRev.を指定してください。
そして、さきほどと同様にカーブの設定をします。
今度は、ラダーを右に打った時だけ、このミキシングを効かせたいので、上図のように、左半分がフラットになったカーブを作ります。
これで、ラダーからエレベーターへのミキサーが作れました。
次はラダーからエルロンへのミキサーです。
さてここで、DS-16のラダーからエルロンへのミキシングについては、ひとつ問題があります。 このブログのJETI hint & tips 第2弾 で取り上げた問題です。
↑こちらをご覧いただければと思います。
この問題を回避するために、ラダーからエルロンへのミキシングでは、上記hints & tips第2弾で書いてあるように、前もって架空のファンクションを作っておく必要があります。
上記第2弾ではラダーからエルロンへ、カーブを使ってミキシングを調整するものでしたが、今回は2個のツマミを使って、各々独立したミキシングをするので、架空のファンクションを2個作ります。
P3(ラダーのスティック)を入力とする2個のファンクション
L.RUD-A Mixing
(ラダーを左に打った時のエルロンへのミキシングに使う架空ファンクションという意味です。)
R.RUD-A Mixing
(ラダーを右に打った時のエルロンへのミキシングに使う架空ファンクションという意味です。)
を作ります。
(JETI hints & tips 第2弾では、ひとつのミキサーだったので、架空ファンクションは“R-A Mixing”というひとつだけでした。)
Modelの中のFunction Assignmentで、この2個のファンクションを作ります。 Controlはラダースティック(P3)です。
次に、この2個の架空ファンクションについてファンクションカーブを設定します。
Fine Tuningの中のFunction Curvesでカーブを設定します。
ここで、L.RUD-A Mixing (ラダーを左に打った時のエルロンへのミキシングに使う架空ファンクション)については、次のようなカーブを設定します。
このように、2個の架空ファンクションを設定した上で、再度Free Mixingに戻って、この架空ファンクションL.RUD-A Mixingからエルロンへのミキサーを作ります。
このミキサーはSwitchに左側面のツマミ“P6”を割り当てます。
Master Valueは20%程度がよいようです。
ここでRev.にするかどうかは、この先進めていって、P6ツマミを右に回した時にエルロン右ミキシングがかかるようでしたらそのままでOKです。 エルロン左ミキシングがかかるようでしたら、この設定に戻ってきてRev.を指定してください。
次にこのミキサーのカーブを設定するのですが、ラダーを左打ったときにだけ有効にするという設定は、上記のファンクションカーブのところで済ませてありますので、ここではStandardにします。
ここで、ミキサーの設定の下の方にある、Single directionの設定を☓にしておいてください。 そうしないと、エルロンへのミキシングがフラップのような動きになってしまいます。
同様に、R.RUD-A Mixingからエルロンへのミキサーも作ります。
ツマミは右側面のP5を割り当てます。
着陸したら、ツマミの量を読み取って、その数値を入力します。
例えば、ラダーからエレベーターへのミキサーについては、着陸したあとにミキサーを見てみると、、
例えばこのように、Master Valueが20%(-12) となっています。 この(-12)がP8ツマミで調節した量です。 (ツマミを動かすと、この( )の中の数値が動きます。) この-12という値をMaster Valueとして入力します。 そしてSwitchの設定をクリアしてP8ツマミを開放します。 これで、P8ツマミは他の用途に使えます。