2022年6月20日に施行されます無人航空機の登録制度ですが、クラブ等で登録作業の代行をされている方もいらっしゃると思います。
これに関しましてひとつ注意事項を掲載しておきます。
代行作業は、端的に言うと例えば以下のようなものです。
①ご本人の住所・氏名等を入力してアカウントを作成する。 ただしメールアドレスだけは代行者のメールアドレスとする。
②登録記号の取得までを代行者が行い、登録記号をご本人に伝える。
(本人確認書類の郵送や、Pay-easyの支払いはご本人が行う。)
③アカウントのメールアドレスをご本人のものに変える。
ここで注意しなければいけないのは、上記の①~③を終えた状態ではアカウントのメールアドレスはご本人のものに変わっていますが、機体に紐づいているメールアドレスは代行者のままである、という点です。
国交省に聞いてみますと、
「3年後の更新時などで必要になるのは機体に紐づいているメールアドレスであり、アカウントのメールアドレスはあまり必要のないものです。ですから【所有者の確認/変更】で所有者のメールアドレスも本人のものに変えておいてください。」
とのことでした。
ここで重要になってくるのは以下のことです。
上記の③を行うためには、下記の画面でアカウントのメールアドレスを変更するわけですが、、、
この際には確認のリンクが付いたメールが変更後のアドレスに送られることはありません。 だから代行者が③ができるわけです。
しかし、メインメニューの 【所有者情報の確認/変更】の中で、機体に紐づいているメールドレスをご本人のものに変えようとすると、、、
この場合は、そのご本人のメールアドレスに確認のリンクが付いたメールが送られ、そのリンクをクリックしないとメールアドレスの変更ができません。 つまりご本人でないとこの処理ができないということです。
もしご本人がこの処理をできるくらいなら、最初から自身で登録操作ができたはずです。ご本人が操作できないから代行を行ったわけですが、その後、ご本人に引き継いでもらうことができないという問題があるということです。
もしご本人がこの処理をできるくらいなら、最初から自身で登録操作ができたはずです。ご本人が操作できないから代行を行ったわけですが、その後、ご本人に引き継いでもらうことができないという問題があるということです。
しばらく前からこの問題には気づいていたのですが、何か回避方法がないかと考えておりました。 でも、どうも回避方法はないようです。
現状をひとことで言うと、
「代行をするなら、更新作業も含めて将来ずっと代行し続ける覚悟ですること。」
ということになります。
まあ、代行は、ご本人がネット上の操作などに不慣れなために行っていますので、そのご本人が3年後、6年後、9年後、、、の更新時にも不慣れなまま、あるいは更に不慣れになっている可能性は十分ありますので、そもそも代行にはそういう覚悟は必要なわけですよね。